原理

アレクサンダーは、私たちの知らないところで体のバランスを支配しているのは何かを発見しました。

 

アレクサンダー・テクニークの創始者、

F.M アレクサンダーは、

私たちが何か目的を達成しようとして身構える時、

無意識に首を緊張させて息をつめ、

頭を体の方へ引き下げる反応をしていることを発見しました。

首の筋肉を緊張させていることで、頭が後ろ・下に引き下げられています。( Missy Vineyard著, How You Stand, How You Move, How You Live より抜粋)

首の筋肉が不要に緊張しておらず、頭が引き下げられていない。( Missy Vineyard著, How You Stand, How You Move, How You Live より抜粋)

 

アレクサンダーは、上記の首と頭の関係を、

「プライマリー・コントロール」と呼びました。

プライマリー(primary)とは、「根本的である」という意味が

あります。

 

頭と首の関係は、全身のバランスにおいて「プライマリー」

つまり根本的なものとなっているのです。

首を緊張させるとき、この干渉が体の各部にも及びます。

これは私自身が長年アレクサンダーテクニークを体験してきて

実感するところです。

頭は約10キロととても重いものです。

首を緊張させて頭を引き下げるとき、

頭の重さが重力によって下にある体の構造にかかります。

肩・腰・股関節・膝・・各部に負担がかかります。

この状態で何かの動きをするということは、ブレーキを踏みながら車を動かすようなものです。

 

首が緊張し、頭が引き下げられると、その10キロの重さによって背骨も縮む。(右側)(グレン・パーク 「変容の術」より抜粋)

 

私たちの多くは子供の時に何かショックな出来事を体験し、

その時に体は上に述べたような首の緊張、息をつめ、

頭を引き下げる、という反応をします。

 

また学校で、

「とにかく正しい結果を出さなければならない。」、

という態度を学びます。

 

そいういった過程で、

知らないうちに首を緊張させ、 頭を引き下げている状態が習慣

化しています。